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副業Web制作・動画編集から独立すべきタイミングとは?安定収入へのステップを税理士が解説

  • furutomo10
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

副業で始めたWeb制作や動画編集の仕事が軌道に乗ってくると、多くの方が「いつ会社を辞めて独立すべきか」と悩み始めます。

しかし、勢いで会社を辞めてしまうと、想定以上にお金や時間の余裕がなくなり、逆にストレスが増えるケースもあります。


この記事では、税理士の立場から「副業から独立する最適なタイミング」について、収入・仕事の安定性・税務的な視点を踏まえて丁寧に解説します。



目次

  1. 副業から独立するメリットとデメリット

  2. 独立を考えるべき5つのサイン

  3. 収入面での目安と必要な準備資金

  4. 仕事の継続性とリスク分散の重要性

  5. 税務・社会保険の変化と注意点

  6. まとめ:焦らず「根拠ある判断」を



1. 副業から独立するメリットとデメリット


メリット

  • 時間の自由度が増す:クライアントの都合やライフスタイルに合わせた働き方が可能に

  • 収入の上限がなくなる:会社員の給与制限がなくなり、成果がダイレクトに収入へ反映される

  • ビジネスとしての成長機会が増える:自分で営業・交渉・価格設定などを経験できる


デメリット

  • 収入が不安定になる可能性:固定給がなくなり、月収がゼロのリスクも

  • 税金・社会保険の自己負担が増える:会社が負担してくれていた保険料や住民税などを自分で負担する必要

  • 仕事とプライベートの線引きが難しくなる:休みや労働時間の管理が自己責任に



2. 独立を考えるべき5つのサイン


副業を本業にシフトするかどうか、判断の軸となる5つのサインを紹介します。


  1. 副業収入が本業の月収を超え始めている

  2. 継続案件が複数あり、安定収入が見込める

  3. クライアントからの紹介や新規依頼が増えている

  4. 本業が時間的・精神的に負担で、副業の成長を妨げている

  5. 生活費6ヶ月分程度の貯金がある


どれか1つではなく、複数に当てはまることが大事です。



3. 収入面での目安と必要な準備資金


私が税理士として独立相談を受ける際、最低ラインとして副業月収25~30万円以上を基準にしています。これは、以下のコストをカバーする必要があるからです


  • 事業経費(月3万〜5万)

  • 所得税・住民税・国民健康保険・年金(月5万〜8万)

  • 生活費(月15万〜20万)


また、独立直後は収入が不安定になることもあるため、**生活費6ヶ月分程度の貯金(目安:150〜200万円以上)**を準備しておくと安心です。



4. 仕事の継続性とリスク分散の重要性


収入額だけではなく、仕事の継続性と分散が非常に重要です。


  • クラウドソーシングだけでなく、直接契約のクライアントが複数ある

  • 1社依存になっていない(1社が売上の50%以上などは危険)

  • 受託制作に加えて、保守契約やストック型収益もある


これらの条件があると、収入の安定性と今後の成長可能性が大きくなります。



5. 税務・社会保険の変化と注意点


独立することで、以下の点に注意が必要になります。


  • 開業届と青色申告承認申請書の提出

  • 帳簿の記帳・確定申告はすべて自己責任

  • 国民健康保険・国民年金への切り替え(保険料の負担増)

  • 所得に応じて翌年の住民税・国保負担が急増することも


これらの負担を見越して、「独立したら終わり」ではなく、その後の税務管理も含めて準備することが重要です。また税金や経理で不安がある場合には税理士に相談するのも有効な手段となります。



6. まとめ:焦らず「根拠ある判断」を


Web制作や動画編集は、スキル次第でフリーランスでも安定した収入を得られる分野です。しかし、独立には経済的・精神的リスクも伴います。

「なんとなく独立したい」ではなく、数字と実績に裏付けられた“根拠ある独立”を目指すことが、長く続く成功への第一歩です。



「独立してやっていけるか不安…」「経理や税金のことが心配で一歩が踏み出せない…」

そんな方は、お気軽にご相談ください。

Web・動画クリエイターに特化した税理士が、あなたの独立準備をサポートします。



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